熊本県の北部・荒尾干潟には様々な生き物が生息し、渡り鳥もやってきます。
海の生物に関心の高い小学5年生「しろちどり」さんは、
そんな荒尾干潟に足しげく通い観察を続けています。
北海道で生まれ育ち、小学3年生で熊本の地へ。
干潟にはこれまで見たことのない生き物がたくさん!
その中でも干潟に飛んでくる渡り鳥に興味をもつようになりました。
5年生の夏休みには、自由研究で荒尾干潟にいる生き物について調査。
50種類以上の生き物を見つけ、
自分で撮影した写真や、手書きのイラストも交えて細かな特徴をまとめました。
自由研究には、生き物への愛が込められています。
また、日々観察を続けると、渡り鳥の羽毛が夏から冬にかけて変わることに気付きました。
荒尾干潟に多くいる渡り鳥はオレンジ系の夏羽から白っぽい冬毛になります。
しろちどりさんは、特にふわっとした冬毛が好きです。
時にはまだ知らない鳥と遭遇することもあります。
そんな時は、撮った写真や落ちていた羽を持って近くの荒尾干潟水鳥・湿地センターを尋ねました。
当時のセンター長とは、現在も、メールで写真のやりとりをするなど交流は続いています。
2年間観察を続ける中で、最近見かけて嬉しかったのは「ミサゴ」。
個体数が減少しているこの渡り鳥は、トンビに似ていて羽は茶色、お腹は白いのが特徴。
見つけた時は特徴をしっかり捉えるようにしているそうです。
将来の夢は、生物学者になること。
農学部のある大学へ進学し、海外へ行くことも視野に入れています。
そのために今頑張っていることは英会話。
日常会話に加え、鳥の英名も教わっています。
鳥の生態を調べ、新たな発見を世界に発表したいと語るしろちどりさん。
これからも海の生き物を観察していきます!