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2020.03.26

KAB”くまパワJ”3/26(木)18:15~”水俣の美しい海の魅力”オンエア決定です。

KAB”くまパワJ”3/26(木)18:15~”水俣の美しい海の魅力”オンエア決定です。

水中写真家”尾﨑たまき”女史のヒメタツ(タツノオトシゴの一種)の撮影に同行した。

1950年代チッソが垂れ流したメチル水銀による汚染魚を封鎖する為に、1974年水俣湾に”仕切り網”が設置された。

網内の生物捕獲→安全宣言→仕切り網撤去が1997年。

1995年から水俣湾に潜り、仕切り網の内側の撮影をしたのが、彼女だ。
1977~1990年ヘドロが酷かったエリアが埋め立てられた。(現在の”エコパーク水俣”エリア)

埋め立ての後もヒメタツは、生息していたそうだ。

島根や伊豆、天草と比べてもタツノオトシゴ生息数が多いのが水俣の海。

熊本市出身東京在住の尾崎女史は、毎年「水俣の海」を撮り続けている。

 

水俣ダイビングサービス”SEAHORSE”の森下誠さんは、ほぼ毎日”ヒメタツ”を観察している。

今年は、”湯の児海岸”で91匹を確認している。他の生息エリア”湯の児島””水俣湾”を含めると約300匹が、「水俣の海」に生息しているそうだ。

過去に「死の海」と呼ばれたこの海の、再生のシンボルが「ヒメタツ」なんだと思う。

ヒメタツは雄が子どもを産む(厳密に言うと”育児のう”で赤ちゃんを育て腹から出す)。雌の卵を雄がお腹で受け取る時、2匹の形がハート型になるため大人気なのだ。[写真]

(ちなみに、ヒメタツは全員雌で産まれ、一部が雄に変わる「フシギなさかな」だ。)

是非ご覧頂きたい。

 

尾崎たまき 最新出版物:写真絵本「フシギなさかな ヒメタツのひみつ」(新日本出版社刊)

ほか、写真絵本「みな また、よみがえる」、写真集「水俣物語」等既刊

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