1950年代チッソが垂れ流したメチル水銀による汚染魚を封鎖する為に、1974年水俣湾に”仕切り網”が設置された。
網内の生物捕獲→安全宣言→仕切り網撤去が1997年。
1977~1990年ヘドロが酷かったエリアが埋め立てられた。
埋め立ての後もタツノオトシゴは、生息していたそうだ。
島根や伊豆、天草と比べてもタツノオトシゴ生息数が多いのが水俣の海。
2017年水俣にいるタツノオトシゴは、新種のヒメタツであることが判明した。
ヒメタツはオスが子どもを産む不思議な魚。
メスの卵をオスがお腹で受け取り、卵を育て孵化させる。
メスがオスに卵を渡す時の2匹のフォルムがハート型になるために、大人気なのです。
(ちなみに、ヒメタツは全員メスで産まれ、一部がオスに変わる)
過去に「死の海」と呼ばれた海域にヒメタツは数を増やし、その数は、数百匹を超える。
「再生の海」のシンボルが”ヒメタツ”なのだ。