11/19(火)20:57~21:00 KAB「官民一体で大量の流木を回収」
熊本県天草市の牛深では、養殖業者、漁師、天草市、熊本県で構成する官民一体の組織「天草市牛深地区海域環境保全協議会」が、海中の漂流ごみの回収を行っている。
50人程が10隻の漁船に分乗し養殖いかだ付近で集めた漂流ごみを積み込み海洋環境調査船「海煌」(国土交通省九州整備局)に搬送していく。
漂流ごみの多くは流木で、協議会では6月から11月までの期間、月に1~2回程度の割合で4年前から漂流ごみの回収を行っている。
海の漂流ごみは漁師や養殖業者にとって切実な問題である。
大きな木や竹などは漁船のスクリューを壊したり、養殖イケスの網を破ったりする。さらに、大量の流木は船舶の運航にも大きな妨げになる。
“海の環境を守る”という大きな視点と有明海の漂流ごみの現状を識る(生活ごみを含む)という視点から、未来へのモデルケースを探りたいものです。