ウミホタル、光ったよ!! 上天草市で観察会
ウミホタルの観察会が7月31日夜、上天草市松島町の海水浴場パールサンビーチであり、親子連れ約60人が捕獲器で捕まえたウミホタルの発光に驚きの声を上げた。
天草ビジターセンターが毎年開いており、熊本大沿岸域環境科学教育研究センター合津マリンステーションの嶋永元裕准教授らが指導役を務めた。ウミホタルは砂地にすむ体長3ミリほどの節足動物。ルシフェリンというタンパク質と酵素のルシフェラーゼを分泌し、二つが反応すると青く光る。
鶏レバーを入れたガラス瓶の捕獲器を海に投げ入れ、数分後に引き上げてウミホタルを捕まえた。すくった網を手でもむと発光物質がたくさん出て光が強まり、触った手まで光るため、子どもたちは大はしゃぎだった。
黒田八代子さん(45)=佐賀県太良町=は「初めて見たが、こんなにはっきりと光るなんてびっくり」と話していた。(大倉尚隆)