カブちゃん熊日ニュース~其の16「漂着物は“宝物” 天草市で標本箱作り」
10月の第17回漂着物学会熊本・天草大会を前に、漂着物を集めてお気に入りの標本箱を作るプレイベントが8月22日、天草市牛深町の砂月海水浴場であった。
大会実行委が、標本箱づくりなどのビーチコーミングを知ってもらい、大会の機運を盛り上げようと企画。同市内の小学生と親8組約20人が参加した。
ビーチコーミングは海岸などに打ち上げられた漂着物を収集の対象にしたり、観察したりする行為。漂着物の加工や標本づくりのほか、装飾などをして楽しむ。
イベントでは武田昌代実行委員長(52)が標本箱の見本を紹介。親子連れは砂浜を歩き、色とりどりの貝類や軽石、珍しいヤシの実やギンカクラゲの骨格など、思い思いの“宝物”を拾い集め標本箱を作った。
楠浦町の小2、松本寛生さん・美香さん(32)親子は「探すのは面白い。標本づくりを楽しんでいます」と笑顔だった。
同大会は10月14・15日、漂着物を通して環境意識の向上と、観光資源としての活用を目的に、牛深総合センターと茂串海水浴場で開かれる。(上野和伝)