熊本日日新聞 7/2朝刊 「クルマエビ放流”立派に育て”宇土市の網田漁協」
宇土市の網田漁協の組合員らが6月30日、クルマエビの稚エビ33万6000匹を同市戸口町の有明海沖合に放流した。
県内の漁協、自治体でつくる県栽培漁業地域展開協議会が、水産資源を保護しようと毎年実施。同漁協を含む県内8漁協が協力し、計140万匹を7月中旬までに放流する。組合員ら約20人は、沿岸約300メートル沖の遠浅に集合。体長40ミリまで育てられた稚エビを、「立派に育って」との思いを込めながら水面にそっと放した。
県水産振興課によると、クルマエビの県内漁獲量は1986年の474トンがピーク。2002年に100トンを切ってからは緩やかに減少し続け、15年は17トンだった。