熊本日日新聞6/23朝刊「猛毒タコ 触るな危険!有明海で捕獲」
天草市有明町沖[あまくさしありあけまちおき]の有明海[ありあけかい]で、猛毒[もうどく]のあるヒョウモンダコが捕獲[ほかく]された。上天草市松島町[かみあまくさしまつしままち]のわくわく海中水族館[かいちゅうすいぞくかん]シードーナツで、展示[てんじ]されている。
シードーナツによると、地元[じもと]の漁師[りょうし]が14日、水深[すいしん]3~5メートルの場所[ばしょ]でタコつぼに入[はい]っているのを見[み]つけた。唾液[だえき]にフグの毒と同[おな]じ猛毒のテトロドトキシンがあり、かまれると呼吸困難[こきゅうこんなん]で死[し]ぬ危険[きけん]もある。
展示中のヒョウモンダコは体長[たいちょう]3、4センチだが、成長[せいちょう]すると10センチほどになる。危険を感[かん]じると、体[からだ]の黒[くろ]っぽいリング状[じょう]の筋[すじ]が青色[あおいろ]の警戒色[けいかいしょく]に変[か]わる。
県水産振興課[けんすいさんしんこうか]は「天草や芦北[あしきた]などで、ほぼ毎年確認[まいとしかくにん]されている。海水浴[かいすいよく]や磯遊[いそあそ]びで見つけたときは絶対[ぜったい]に触[さわ]らず、最寄[もよ]りの漁協[ぎょきょう]などに連絡[れんらく]してほしい」と話[はな]している。